潜在意識スレで、ときどき名前が出てくる「実現くん」。

正体は、掲示板の書き込みではなく2004〜2005年に書かれていた願望実現のブログ。ブログはもう閉じていますが、5chには「実現くん」のスレがあり、潜在意識や引き寄せを学ぶなら必読と紹介されています。

残っているブログの記事を読んで、教えの要点をまとめました。

準備 → 明確化 → クレンジング → インプット いちばん大事なのは、書き込む前に「洗う」こと

実現くんとは

成功法則や願望実現のテクニックを、10年ほど試し続けてきた人。その実践記録として始まったブログです。

本人いわく、月給30万円ほどの頃に「月収1000万円」という願望を立て、半年で叶った。

文体はとても気楽。「頑張れ」「信じろ」と押しつけてこないのが特徴です。

教え1:願望は「状態」で書く

まずは、願望を紙に書くときの注意。

「〜したい」と書かない

「お金持ちになりたい」と書くと、「なりたいなあ」と望み続けている状態のほうが実現してしまう。

だから、「私はお金持ちだ」。もうそうなっている形で書きます。

恋愛なら、「あの人とデートしたい」ではなく「あの人とデートした。楽しかった」。

時期や道筋は細かく書かない

「〇月までに」「まず電話して、次に…」と決め込まない。

最後の状態だけをはっきりさせて、いつ・どうやっては潜在意識に任せる。そのほうがうまくいく、と実現くんは書いています。

教え2:書き込む前に「洗う」

実現くんは、願望実現の手順を4つに分けました。

手順中身
1. 準備叶えると決める。「できる」と分かる
2. 明確化叶えたいことをはっきりした形にする
3. クレンジング心に溜まった思い込みを洗い流す
4. インプットイメージ、アファメーション、紙に書くなどで願いを入れる

いちばん大事なのは、3つ目のクレンジング。

クレンジングなしで願いを入れるのは、化粧を落とさずに毎日上から化粧を重ねるようなもの。鍋を洗わずに、今日の材料を放り込むようなもの。

紙に書いても叶わない理由

20年間「自分はモテない」と思ってきた人が、急に「私はモテる」と書いて毎日眺めても、なかなか変わらない。

実現くんの例えは、お風呂場に根を張ったカビを、ブラシでこすっているようなもの。こするより先に、カビを落とす洗剤が要る。

その洗剤として挙げているのが、コア・トランスフォーメーションや、津留晃一さんの「浄化」。その前に、意識の深いところに入りやすくするテクニックも使っていたそうです。

イメージング、アファメーション、口ぐせ。インプットのやり方は、クレンジングさえできていれば、どれでも効くというのが実現くんの考え。やり方選びに迷うより、まず心を洗うほうに時間を使います。

教え3:「なぜか分からないけど」

実現くんがすすめていた口ぐせが、「なぜか分からないけど」。

過去の失敗を思い出して、「こんな自分にいいことが起きるはずない」。そう考えてしまう人は多いもの。

だから理由は探さない。「なぜか分からないけど」と先に言ってしまう。

過去の記憶なんて、あてにならない。それに左右される必要はない——というのが実現くんの言い分です。

教え4:「すること」より「あること」

執着を手放したほうが叶う。でも、紙に書いた目標を毎日眺めるのは執着じゃないの?

実現くんも、ここで悩んでいました。出した答えは、「すること」ではなく「あること」を願いにする。

「あの人と結婚できれば幸せになれる」。このとき本当に欲しいのは、幸せな生活のほう。結婚は、そこへ行く手段のひとつ。手段を願いにすると、もっと良い道があっても自分で閉ざしてしまいます。

そこで実現くんは、自分の願いを「優しくて面白いパパ」のような、状態を表すキャッチフレーズに変えたそうです。

ほかの達人との共通点

掲示板の達人たちより前の時代のブログ。それでも、書いていることは重なります。

実現くん似ている教え
願望は「状態」で書く108さんの「既にある」
「あること」を願いにする701さんの「なる」
クレンジングが最重要ホ・オポノポノ、潜在意識のブロック外し

あとから広まった考え方を、早い時期に自分の言葉で書いていた。潜在意識スレで名前が挙がり続けるのは、そのせいかもしれません。

実現くんのブログを読むには

ブログは閉鎖済み。でも、古いページを保存しているWayback Machine(web.archive.org)で読めます。

最初の記事から「次の記事」をたどるのがおすすめ。ただし、保存されていない記事や、本文が欠けている記事もあります。

まとめ

実現くんの教えは、この4つ。

まずは今日、願いを一つ選んで、「〜したい」を「〜している」に書き換えるところから始めてみてください。

理由はいらない。「なぜか分からないけど、うまくいく」。